PDFtoID 2018


PDF変換の詳細
PDFtoID は、テキストの抽出、行からパラグラフの形成、テキストのフォントとボールドや下線などスタイルの適用(可能な場合)、個別のグラフィック エレメントの再グループ化、そして作表を行います。さらに、関連するデータが関連性を保つように文脈解析を行います。
変換処理には、PDF ファイル内のグラデーションを InDesign 内で同等のグラデーションに変換する処理も含まれます。また、画像にクリッピング パスが適用され、InDesign の適切なプロパティが設定されます。さらに、パス上テキストも InDesign の同等な形式に変換されます。最後に、透明属性に加えて、回転、シアー、サイズ調整などのグラフィックス変換も、InDesign における同等のデータ型に変換されます。
PDFtoID は、PDF ファイルを 100% 純粋に InDesign 形式に再構築することよりも、柔軟な編集を可能にすることを重視して設計されています。
PDFtoID は、InDesign を PDF ファイルの編集ツールにすることを目指したソフトウェアではなく、PDF ファイルを編集可能な InDesign ファイル型に変換して元に戻す、いわゆるラウンドトリップには使用できません。
PDF データを復元し、InDesign 内で再利用するためのシームレスで透過的なメカニズムを提供することが PDFtoID の主たる守備範囲であり、目的です。レイアウトをそのままに保ち、可能な限り、各プロパティとエレメントと共にデータの再構築を行うことに最善を尽くしているのは、そのためです。
PDFtoID には、ドロップキャップ、ドロップシャドー、上付き、下付き、パラグラフ ルールなど、PDF から InDesign に変換する際の詳細なプロパティ復元機能も備わっています。
PDFtoID: 実行に必要なシステム構成
ハードウエア | Pentium III @ 800 MHz 以上 |
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OS | 64ビット版Windows 7 / 8 / 10、および 64ビット版InDesign CC – CC2018 要件準拠(CC2019以上は未対応です) |
メモリ | 4 GB 以上 |
アプリケーション ソフト | 64ビット版InDesign CC – CC2018 (v9.x/10.x/11.x/12.x/13.x) |
ハードウエア | Macintosh Intel @ 1.4 GHz 以上 |
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OS | MAC OS 10.10からOS 10.13まで(10.14以上は未対応です) InDesign CC-CC2018まで(CC2019以上は未対応です) |
メモリ | 4 GB 以上 |
アプリケーション ソフト | Adobe InDesign CC – CC 2018 (v9.x/10.x/11.x/12.x/13.x) |
注意事項
PDF作成ツールには、いくつかの種類があり、PDFファイルの作り方がそれぞれ異なります。見た目は良好でもファイル 内部にエラーを生成してしまう作成ツールもあり、その場合は正確な変換が困難です。
PDFファイルの内容によっては元の レイアウトおよびデータを正確に変換できない場合があります。
サポートされていないPDF文書と機能
- PDFtoID は、Type 3 フォント、および PDF ファイルに組み込まれているユーザー定義辞書をサポートしません。
- また、PDFtoID には OCR 機能は備わっていません。
- PDF文書内に保存されている印刷出力のスキャンページは、通常は画像です。そのため、PDFtoIDはその種のデータを画像として扱います。
- PDFのフォーム、グラフィックス フィルタ、PDF ファイル内の 3D データ、JBIG2 画像、および特殊なグラフィックス操作は処理しません。
- カーニング、組文字などには対応していません。さらに、外部にリンクされたファイルや埋め込みフォントも処理しません。
- AES または PKCS の暗号化を使用するパスワードで保護された PDF ファイルは変換できません。
PDF2ID 及びPDFtoIDは、米国におけるレコソフト株式会社の登録商標または商標です。 Adobe および InDesign は、米国および諸外国における Adobe Systems Incorporated の登録商標または商標です。Mac及びMac OSロゴは米国Apple Computer,Incの登録商標です。 その他すべての商標は、それぞれの所有者の所有権で保護されています。